高専を卒業するまでの過程について
そのポイントも解説

高専は5年間の専門教育により大学卒業レベルに近い知識が備わっているとも言われ、
就職の際の企業人気の高さがそれを裏付けています。

加えて、大学に近い形態である高専は高校よりも自由度が高く、学生自身に任せられる部分も多いです。

そんな魅力的な高専ですが、時折、「卒業ってしやすいの?」という声を聴くことがあります。
そこで、今回は高専を卒業するまでの過程について、掘り下げてみました!

自由には責任が伴う、けれど、だからこそ自分を成長させることができる、そんなお話です。

  • そもそも高専卒業者の状況はどのようになっているのでしょうか?
  • 高専と高校の違いとは?
    • 単位取得に必要な試験の点数
    • レポート提出が必要
  • 高専を卒業するためのポイント4選
    • 授業をしっかり受ける
    • 再試験を必ず受ける
    • レポートを提出する
    • 自己管理を怠らない
  • まとめ

そもそも高専卒業者の状況はどのようになっているのでしょうか?

最低修行年限を超えて卒業するケースは、高校は約0.4%に対して、高専は約3.7%となっています。

高校と比較すると多いようにみえてしまうかもしれませんが、高専は大学寄りの側面も強いため大学と比較すると、
4年生大学は約20%という結果になりました。

そのため、高校よりは多いものの、大学よりは大幅に少ないといえるでしょう。

しかし、高専と高校の違いは何なのでしょうか。

高専と高校の違いとは

単位取得に必要な試験の点数

違いの一つに単位取得に必要な試験の点数の違いが挙げられます。

高校の基準が「●点」や「平均点の●分の●以上」などと設定していることが多いのに対して、
高専の多くは60点が基準と大学と同じような成績評価が設定されています。

学校によって点数の基準やテストの難易度は異なると思いますが、日々の勉強が大切だということがわかりますね。

レポート提出が必要

一般的に高校にはレポート作成が無い場合が多いですが、
高専ではレポート提出も単位認定するために必要な要素の一つになります。

レポート提出が必須の科目だと、試験で基準以上の点数を得点していても単位認定されないことがあるため注意が必要です。

高専を卒業するためのポイント4選

高専を卒業するまでのポイントはたくさんありますが、参考として今回は大きく4つをまとめて紹介します。

授業をしっかり受ける

テストで一定以上の点数をとるためには、授業に出席したうえで内容の理解が重要です。

理解ができていないとテスト間際に慌てて対策をしなければなりません。

出席日数が足りなくなるのを回避するのはもちろんですが、分からない部分を後から取り返すのは大変なので、
テスト期間に入る前からコツコツと勉強しておくことがいいかもしれません。

再試験を必ず受ける

高専では不合格科目があった場合、再試験が行われることが多いです。

再試験は不合格科目の単位を取得できるチャンスとなるため、これを逃さない手はありません。

必ず再試験を受けてチャンスを物にしましょう。

レポートを提出する

レポート提出は前述したように、高専卒業には大きな要素の一つです。

試験期間中にレポート提出が複数必要になる可能性もありますが、テストは一発勝負の側面が強いのに対して、
レポートは地道に作成することで単位取得につながることも多いのではないでしょうか。

提出漏れや遅れが無いように普段から心掛けておきましょう。

自己管理を怠らない

高専は自由度が高い分、責任が伴います。

親元を離れて生活している高専生も多いことでしょう。

友人と遊んだり、バイトや部活など楽しみもたくさんありますが、
自己管理ができていないと最終的には自分に跳ね返ってきます。

自己管理を怠らずに高専生活を全力で楽しみましょう!

まとめ

高専では授業を受けた上で、テストやレポートで規定以上の点数を獲得すると単位を修得することができます。

高専は卒業が難しいと言われることもあるかもしれませんが、
所定のカリキュラムを習得することで大きなスキルアップにつながります。

高専生は5年間の専門教育により大学卒業レベルに近い知識が備わっているとも言われ、
就職の際の企業人気の高さがそれを裏付けています。

それは、これまでの高専卒業生が、学校で学んだことを企業で活かして仕事をしているということに他なりません。

勉強は大変かもしれませんが、その分だけ成長できる場が高専なのではないでしょうか。

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