高専4年生になると就職活動がスタートします。
また、企業も優秀な人材、即戦力となる人材を集めるため、積極的に高専生を募集しています。
今回は、高専の就職活動の概要を紹介しますので就職活動に役立ててください。
- 高専生で就職活動を行う人はどのくらいいるの?
- 就職先は幅広い分野で考えていこう!
- 高専の就職活動のスケジュールは?
- 高専の就職活動の方法と注意点は?
- 学校推薦
- 自由応募
- 高専生を募集していない企業もある
- まとめ
高専生で就職活動を行う人はどのくらいいるの?
就職活動を行う四国内高専生は、全体の約66%で、卒業生は県内外の企業等に就職して活躍しています。
※割合(%)は、四国内高専の中で、令和5年度の本科生の卒業後の進路状況について、
各学校のHPで公表されている数値をもとに算出。
就職先は幅広い分野で考えていこう!
就職先を探すためには、専攻と同じ分野の業界に絞る必要はありません。
高専生の中には、学校で勉強してきた分野でないと、
「就職できない」や「活躍できない」と思っている方もいるのではないでしょうか。
たとえば、機械工学科はメーカーを、建築学科は建築業界を、
情報学科はIT業界を目指すべきと考えている学生は少なくないと思います。
でも、高専で勉強してきたことが、分野が違う業界でも役に立つ、
企業からの募集があるという場合が多くあるので、業界を絞らず、幅広く就職先を考えてみてはどうでしょうか。
高専colorで紹介している高専OB・OGの中にも、
学校で学んだことと違う分野の仕事をしている先輩もいるので、参考にしてみてください。
高専の就職活動のスケジュール
高専の就職活動は、多くの場合は次のスケジュールで就職活動が行われています。(※学生によって時期は前後します。)
就職活動が開始するのは4年生の3月からですが、それまでにできる限りの準備を進めておく必要があります。
4年生8月〜 | インターンシップ開始 |
4年生9月〜 | OB・OG訪問企業説明会 |
〜4年生3月 | 自己分析エントリーシート作成 |
4年生3月〜 | 就職活動開始 |
5年生5月〜 | 内定 |
高専の就職活動の特徴とは?
高専の就職活動の方法と注意点は、次のとおりです。
- 学校推薦
- 自由応募
- 高専生を募集していない企業もある
学校推薦
学校推薦とは、高専から企業に推薦状を書いて応募する方法です。
必ず内定できるわけではありませんが、高専と企業のつながりによって推薦されるため、内定率は高くなります。
ただし、学校推薦は1社しか志望できず、内定すればその企業に入社するのが前提となります。
自由応募
高専の就職活動は学校推薦を利用する学生が多い一方で、自由応募を利用する方も増えています。
学校推薦と違い、就職する企業に制約がないため自由に就職活動できることが特徴です。
学校からのサポートが少なくなりますが、より自分の希望にフィットした企業に就職しやすくなります。
高専生を募集していない企業もある
技術職を募集している企業は、高専生を積極的に採用していますが、
中には、高専生を募集していない企業もあるので、募集要項を確認するようにしてください。
まとめ
今回は、高専生の就職活動について解説してきました。
就職活動は、その後の人生を大きく左右する一つの分岐点です。
企業の名前や収入で選ぶのも一つの方法ですが、
「自分は何をしたいのか」や「何を大切にして暮らしていきたいのか」ということを考えることも大切だと思います。
就職活動の第一歩として、まずはどのような企業があるのかを調べてみてくださいね。