高専colorでは、ものづくり企業に就職しようと考えている方に向けて、
ものづくり関連の職種を紹介していきます。
第九弾は「製造オペレーター」の仕事について解説していきます。
- 製造オペレーターとは?
- 製造オペレーターの仕事内容
- 製造オペレーターを目指すには
- まとめ
製造オペレーターとは?
製造オペレーターは、機械や装置を使って、製品の製造や加工、
生産ラインの運営を担当する人のことを指します。
また、機械や装置が正常に稼働するように、点検やメンテナンスも行います。
(企業によっては機械オペレーターと呼ばれることもあります。)
製造オペレーターの仕事内容
製造オペレーターの主な仕事内容は、「①機械の監視・操作」「②品質管理と検査」「③機械の保全」
の主に3つ分けられます。
安全な環境を確保しながら、生産ラインの効率と品質を最大限良くすることを目標にして、
工場の管理業務を行います。
①機械の監視・操作
製造機械や装置を操作し、製品の生産を行い、機械の動作や作業状況を監視します。
また、機械の動作が正常かどうかを確認し、必要に応じて調整を行います。
②品質管理と検査
製品の仕様書や品質基準に基づいて、製品の検査やテストを行います。
また、不良品を検出した場合や品質に問題が発生した場合には、必要な対処を行います。
③機械の保全
機械の点検や定期的なメンテナンス、清掃なども行います。
また、機械の故障やトラブルが発生した場合には、原因を特定し修理を行います。
製造オペレーターは、製品によって異なりますが、
プレス加工機械やラッピング加工機械、切断機械、NC旋盤機械など、様々な種類の機械を使用します。
また、企業によっては、機械の保全は他の職業の人が行う場合もあり、業務の幅は企業によって違いがあります。
製造オペレーターを目指すには
製造オペレーターの仕事は、未経験者からでも働けることが多く、
学歴や専門の知識、資格を問われない場合も多いです。
また、「フォークリフト運転技能講習修了証」や「機械加工技能士」、「建設機械施工技士」といった
資格を取得していると、昇給やキャリアアップにつながる場合もあります。
自分のキャリア形成や仕事内容にあわせて資格を取得してみてください。
製造オペレーターの仕事は、機械や設備を使って製品の加工や製造を行うため、
ひとつのミスで製造ラインがストップし、会社に大きな損害を出してしまう場合もあります。
そのため、機械を操作することが好きな方はもちろんのこと、責任感がある方にもおススメです。
まとめ
今回は、製造オペレーターの仕事や目指す方法について解説しました。
近年、ものづくり業界で進んでいる自動化・ロボット化により、
製造現場にも、高度な機械やシステムが導入されてきています。
そのため、これらの機械を利用した製造プロセスの効率化や品質管理の向上が求められています。
製造オペレーターは、会社の顔となる製品の製造を行うことができ、
品質にも直接関わることができる仕事です。
また、製品を効率よく製造することで、自分の技術力の向上を実感することもできます。
興味がある方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。