「高専は専門科目が中心だから、英語はあまりやらないのでは?」
そんなイメージを持っている中学生や保護者の方もいるのではないでしょうか。
しかし高専でも英語は1年生から続く必修科目です。
卒業後の進路によっては、TOEICのスコアが必要になる場面もあります。
今回は、高専の英語事情をご紹介します!
- 高専の英語の授業は何年間あるの?
- 高専生のTOEICスコアはどのくらい?
- TOEICが必要になるのはどんなとき?
- まとめ
高専の英語の授業は何年間あるの?
高専では、一般科目の一つとして英語を学びます。
例として、新居浜高専の2026年度カリキュラムを見てみると、英語の授業は1年生から5年生まで続きます。
・1年生:英語1(通年・週4時間)、英会話1
・2年生:英語2A、英語2B
・3年生:英語3A、英語3B
・4年生:英語4
・5年生:英会話2
読む・聴く・書く・話すといった4技能の学習に加え、
TOEIC Bridgeの対策や、SDGsをテーマにしたプレゼンテーションも行います。
1年生から、英語の基礎を学びながら、英語を使った活動にも取り組みます。
また、1年生の「英語1」では、高校でも使われている検定教科書が採用されています。
高専でも、高校と共通する教材を使って英語を学びます。
高専生のTOEICスコアはどのくらい?
ここからは、実際の数字を見ていきましょう。
TOEICを運営するIIBCが公表している
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026」によると、
2025年度に学校内で実施されたTOEIC L & R IPテストの結果は次のとおりです。
・高専:平均386点(受験者15,212人)
・高校:平均436点(受験者18,389人)
・大学:平均466点(受験者475,912人)
一見すると、高専生の平均点数が一番低く見えますが、
受験者の学年構成や受験の経緯等は学校によって異なるため、
この数字だけで英語力を比較することはできません。
参考までに、高専生の学年別の平均スコアは次のようになっています。
・高専1年生:375点(220人)
・高専2年生:417点(386人)
・高専3年生:369点(4,864人)
・高専4年生:386点(7,302人)
・高専5年生:406点(1,919人)
・専攻科1年生:458点(393人)
・専攻科2年生:477点(128人)
このように、学年によって平均スコアや受験者数に違いがあります。
それは、TOEICを必要とするタイミングと関係があると考えられます。
TOEICが必要になるのはどんなとき?
高専生にとって、TOEICのスコアが意味を持つ場面がいくつかあります。
大学編入をめざすとき
高専から大学への編入学試験では、
英語の試験の代わりにTOEICのスコアを提出させる大学もあります。
その場合は出願までにスコアを取っておく必要があるため、
編入を考えている人は早めに志望校の募集要項を確認しておくと良いでしょう。
就職活動のとき
企業では、英語力の確認や採用の判断材料などにTOEICが活用されています。
東予地域にも、海外展開を行っているものづくり企業がありますので、
TOEICの学習を通じて、在学中から英語力を身につけておくのはいかかでしょうか?
入学後・入社後の学びに活かすとき
専攻科に進んだり、社会人になってから海外出張や研修など、
英語を使う機会が生じたりすることもあります。
そのような場面に備えて、
学生のうちから英語の基礎を身につけておくことも大切です。
また、高専在学中にも全国高専英語プレゼンテーションコンテスト(英語プレコン)や、
留学・語学研修プログラムなど、英語を実践的に使う機会もありますので、
在学中に継続して英語を学ぶことで、少しずつ英語力を伸ばしていくといいでしょう。
まとめ
英語は、授業だけでなく、
自分で学習することでも力を伸ばすことができます。
5年間の高専生活を活用して、
自分のペースで英語学習に取り組んでみてはいかがでしょうか?

