高専colorでは、ものづくり企業に就職しようと考えている方に向けて、
ものづくり関連の職種を紹介していきます。
第十弾は「システム関係」の仕事について解説していきます。
- システム関係の仕事とは?
- システム関係の仕事内容
- システム関係の仕事を目指すには
- まとめ
システム関係の仕事とは?
システムは、人が行っていた作業の自動化や、作業効率の向上に繋がるため、多くの企業で取り入れられています。
組織内で情報の収集や管理、業務のサポートを行う「情報システム」や、
インターネット上で利用する「Webシステム」など、分野や目的に応じてさまざまな種類のシステムがあります。
また、ネットワークエンジニア、セキュリティエンジニアなど、システムに関係する仕事も多数あります。
システム関係の仕事内容
システム関係の仕事の中で、今回は、システム開発に関わる「システムエンジニア」について紹介します。
システム開発は、コンピューターシステムやソフトウェアをつくることをいい、
「①要件定義」「②システム設計」「③ソフトウェア開発(プログラミング)」「④テスト」「⑤導入・運用」
という流れで行います。
その中で、①②を担当する人をシステムエンジニア、③④を担当する人をプログラマーと呼びます。
①要件定義
システムの目的や必要な機能など、どのようなシステムにするかを決めます。
ユーザーのニーズを把握し、システムの方向性や範囲を決定する重要なステップです。
②システム設計
①で決めたことをもとに、どのようにシステムを作るかを決めます。
例えば、どのような画面やボタンが必要か、どのような操作で使えるかといったことを決めます。
③ソフトウェア開発(プログラミング)
設計されたシステムのソフトウェア部分を開発します。
この工程では、プログラミング言語やフレームワークを使用して、システムの機能を組み込んでいきます。
④テスト
システムのテストを行い、システムに問題や不具合が起きないかを確認します。
全てのバグを取り除くまで行い、システムの問題点を1つ1つ解決していきます。
⑤導入・運用
完成したシステムを実際の環境に導入し、ユーザーが利用できるようにします。
また、運用時にはシステムの監視、必要に応じてサポートやメンテナンスなども行います。
プログラマーについて、詳しく知りたい方は以下の記事もチェックしてください。
プログラマーとは?
システムエンジニアの仕事を目指すには
システムエンジニアは、資格を問われる場合は少ないですが、
プログラミング言語を使って仕事をすることが多いため、プログラミングの知識を必要とされることが多いです。
「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」など、様々な資格があり、対外的に知識を証明することができ、
就職に有利になる場合もあるので、興味のある方は自分に合った資格の取得を目指してみてください。
システムは、今ある作業を省力化するために導入されることが多いです。
そのため、システムエンジニアの仕事は、「こんなシステムがほしい」「もっと便利にしたい」といった、
向上心や探求心が強い方におススメです。
まとめ
今回は、システムエンジニアの仕事や目指す方法について解説してきました。
製造業界では、作業のデジタル化や自動化の動きが進んでおり、
システム関係の仕事は、ますます需要が高まっていくと言われています。
また、この先、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)などを使った、
先進的なシステム開発が期待されている仕事です。
ぜひ、新しい技術を使ってものづくりをしたい方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。