高専colorでは、ものづくり企業に就職しようと考えている方に向けて、
ものづくり関連の職種を紹介していきます。
第13弾は「商品開発者」の仕事について解説していきます。
- 商品開発者とは?
- 商品開発者の仕事内容
- 商品開発者を目指すには
- まとめ
商品開発者とは?
商品開発者とは名前のとおり、商品を開発する人を指します。
商品開発では、どのようにすれば商品にできるかを考えますが、
商品開発の前段階として、どのような商品を作るのかを決める「商品企画」があります。
企業によっては、「商品企画」と「商品開発」を分けず、同じ部門で両者の仕事内容を行っている場合もあります。
商品開発者の仕事内容
商品開発者の仕事内容は大きく
「①情報収集・マーケティング」「②商品立案」「③プレゼンテーション」「④試作・テスト」「⑤製品化」
の5つに分かれています。
①情報収集・マーケティング
消費者にアンケートやインタビューなどを行い、どのようなニーズがあるのかを調査します。
ここで得た情報を元に商品開発を進めていくため、重要な作業です。
②商品立案
①で収集した情報を元に、商品の立案を行います。
消費者のニーズやコスト面、他社製品の情報などを総合的に検討して商品の仕様を固め、企画書を作成します。
③プレゼンテーション
作成した企画書を元に、社内の関係者に向けてプレゼンテーションを行います。
他の視点からの意見を取り入れることで、商品をよりよくしていきます。
④試作・テスト
プレゼンテーションを経て企画が承認されると、開発に進みます。
商品の試作品を作成し、機能や品質をテストします。
必要に応じて修正や改良を行い、最終的な商品仕様を決定します。
また、第三者に意見を聞いて、改良を進めることもあります。
⑤製品化
製造工程や材料調達など、製品の生産に必要な準備を行います。
製造工程の効率性や品質管理にも配慮しながら、製品の生産計画を立てます。
商品開発者は、関わる仕事の幅が広いので、商品への深い知識やマーケティング力、分析力が求められます。
商品開発者を目指すには
商品開発者は、未経験でも働ける場合があり、特別なスキルや資格を問われることは少ないですが、
携わる仕事の幅が広いので、商品への深い知識やマーケティング力、アイデア力などといった
様々な能力を磨くことが大切です。
また、「商品開発士」、「商品プランナー」、「商品開発コーディネーター」といった資格もあります。
商品開発の仕事は、消費者のニーズを把握して開発を進め、
プレゼンテーションの機会も多くありますので、トレンドに敏感な方や、論理的思考力のある人、
相手に分かりやすく説明をすることが得意な方におすすめです。
まとめ
今回は、商品開発者の仕事内容や目指す方法について解説してきました。
商品開発者は、企業の成長や競争力維持に欠かせない存在です。
市場の変化や技術の進歩に対応しながら、顧客のニーズを先取りして商品を開発していきます。
自分のアイデアが商品になる可能性のある仕事なので、是非、興味のある方は目指してみてください。