施工管理士とは?

高専colorでは、ものづくり企業に就職しようと考えている方に向けて、
ものづくり関連の職種を紹介していきます。

第17弾は「施工管理士」の仕事について解説していきます。

  • 施工管理士とは?
  • 施工管理士の仕事内容
  • 施工管理士を目指すには
  • まとめ

施工管理士とは?

施工管理士とは、工事現場全体の管理を担当する人です。

国家資格である「施工管理技士」を取得することで、施工管理士になることができます。

施工管理士の仕事内容

工事現場には、主任技術者(施工管理技士の資格取得者か一定の実務経験者)の配置が
必ず1人以上必要になります。

施工管理では大きく分けて「原価管理」「工程管理」「品質管理」「安全管理」の4つの業務を行います。

原価管理

工事にかかる人件費や材料費などを算出し、予算内に収まるように管理します。

工程管理

期日までに工事が完了するように工程表を作成し、スケジュールを管理します。

品質管理

設計図や仕様書どおりに業務が進んでいるか、
品質に問題がないかなどをチェックし、問題があれば是正指示を出します。

安全管理

安全な状況で工事作業を行うことができる環境を整備します。

施工管理士を目指すには

施工管理士を目指すには、国家資格である「施工管理技士」の資格が必要になります。

「施工管理技士」には7種類の国家資格があり、現場ごとに求められる資格に違いがあります。

資格説明
建築施工管理技士建築工事の施工計画や工程管理、安全管理、スケジュール調整などを行うための資格
建設機械施工技士ブルドーザーや油圧ショベル、アスファルト・フィニッシャなど、様々な建設機械を操作するために必要な資格
電気工事施工管理技士変電、送電などの電気工事の施工計画の作成や工程、安全、品質を管理し、電気工事の監督を行うための資格
電気通信工事施工管理技士電話やインターネットやテレビに関する配線などの工事を行うための資格
土木施工管理技士河川の堤防・護岸、道路、トンネル、ダムなどの土木工事現場での施工管理を行うための資格
管工事施工管理技士空調設備や給排水設備などの配管工事の施工管理に必要な資格
造園施工管理技士公園、庭園などの公共スペースの造園施工管理を行うための資格

「施工管理技士」の資格は1級と2級があり、1級の方がより大規模な工事現場に携われるようになります。

また、施工管理士は様々な関係者と連携して業務を進める必要があるため、
コミュニケーション能力の高い方、リーダーシップの強い方におすすめです。

まとめ

全国各地で老朽化した建物・工作物の補修工事や災害等で壊れた建物・工作物の復旧・復興工事が増えており、
工事全体を管理する施工管理士のニーズが高くなっています。

施工管理士の資格を取得すると、より難易度の高い仕事へのチャレンジが可能になります。

仕事の幅が広がり、責任のある仕事ができるため、大きなやりがいを感じられることでしょう。

興味がある方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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