実際のところ、高専生ってどう思われてるんだろう?
そういった声にお応えすべく、企業の方たちに高専生のイメージを伺ったコラムの第二回!
第一回はこちら↓
企業側から見た高専生〜part1〜
今回は高専生に期待することなどをお伝えしていきますので、ご覧ください。
本記事では、回答内容から一部抜粋して掲載しております。
(アンケートにご協力いただいた各企業の皆さま、ありがとうございました。)
※アンケート調査について
実施期間:令和7年1月15日~令和7年1月24日
対象企業:東予東部ものづくり企業人材確保対策協議会の会員企業(令和7年1月時点)
回答数 :15社
- Q3.高専生を採用する際に期待する点や心配な点があれば教えてください。
- 期待する点
- 懸念する点
- Q3まとめ
- Q4.高専生に対して特に評価している点があれば教えてください。
- まとめ
Q3.高専生を採用する際に期待する点や心配な点があれば教えてください。
期待する点
- 次世代を担う幹部候補として成長することや、技術力を維持・向上すること。
- 従事する職種(仕事)において、学校で学んだ事を活用しながら探求して、自己の成長と会社の成長に寄与してほしい。
- 入社後、より専門性の高い業務がこなせるようになるため能力アップしてくれること。
- 難しい事でも挑戦し、学んだことを活かしてくれる点。
- 業務も要領よく覚えてくれそうな点。
- 開発分野で即戦力になってくれそうな点。
- 自ら考え、学ぶ姿勢。新しいことにも臆せず挑むチャレンジ精神。
- 様々な視点や価値観を社内に持ち込んでくれる点。
- 柔軟で創造力があること。
- 工業製品を扱うにあたって、すでに予備知識を持っているか、またはその心得を持って働いてくれること。
- 学んだ知識を活かして、社内の働き方や設備、システム等における改善提案など、新しい技術へのとりかかりに繋がる足がかりになってもらえそうな点。
懸念する点
- 入社後のギャップに伴う離職。
- 会社の取り組みに賛同して入社していただかないとミスマッチが起こる可能性がある点。
- すぐに辞めてしまうかもしれないこと。
- 高専生に限ったことではありませんが(高卒・大卒・他も同様)、社会人としての基礎の構築に時間を要する点。
- 専門分野以外に対する対応力。
- 現実の業務は、学校で学んで想定できる範囲内のものばかりではないので、ある程度の忍耐力がつけられるか。
- 会社側に当人が学んできた分野をうまく活かせる職場環境・業務内容を用意できるかどうか。
- 本人側に技術・知識の取得だけでなく、周りに浸透させる対応力があるかどうか。
Q3まとめ
仕事内容への期待はもちろんのこと、次世代を担う技術者や幹部候補など、
会社を引っ張っていく存在になってくれることを期待されているようです。
高専生に対する高い評価、期待が伝わってきますね!
反面、入社後のミスマッチやギャップによる離職を心配する声がちらほら。
これは企業側が高専生の求める職場環境を用意できるかという部分と、
高専生側に対応力・柔軟性があるかどうかという部分の両面から考えていく必要がありそうです。
Q4.その他、高専生に関するご意見やご要望があればご自由にお書きください。
- 学問も大事ですが、部活動やアルバイトも是非経験してください。
- 工業分野では、業界のリーダーとなり、会社を引っ張って行ってほしい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
想像以上に高専生に対する企業側の評価が高いことが、
アンケートを通して伝わって来たのではないかと思います。
大学の少ない地域だからこそ、高専生に向けられる期待は大きく、
中には大卒者より専門性の高さを評価する声もありました。
高専生の皆さんが、自信を持って社会に羽ばたくことを楽しみにしています!

