企業側から見た高専生〜part1〜

このコラムでは、これまでさまざまな高専の魅力を発信してきました。
でも実際のところ、高専生ってどう思われてるんだろう?

……気になりますよね。

そういった声にお応えすべく、今回は高専卒業生を採用する側である企業の方たちに、
高専生のイメージについて、アンケート調査を行いました。

本記事では、回答内容から一部抜粋して掲載しております。
(アンケートにご協力いただいた各企業の皆さま、ありがとうございました。)

※アンケート調査について
 実施期間:令和7年1月15日~令和7年1月24日
 対象企業:東予東部ものづくり企業人材確保対策協議会の会員企業(令和7年1月時点)
 回答数 :15社

  • Q1.高専生に対してお持ちの印象を教えてください。
    • Q1まとめ
  • Q2.高専生に対して特に評価している点があれば教えてください。
    • Q2まとめ
  • まとめ

Q1.貴社が高専生に対してお持ちの印象を教えてください。

  • ものづくり(理工学系)に興味がある。
  • 好奇心が旺盛で、吸収力や行動力がある。
  • 論理的な考え方ができる。
  • 勉学に真面目に取組んでいて、しっかり計画を立て実践できる。
  • 5年間かけて専門知識を学んでいることや、実験や実習を多く行っているため、専門知識が豊富で、技術力が高い。
  • 多様な価値観を持っている。
  • 就職に関して視野が広い。
  • 同世代に比べ、高度な知識に触れており、将来性がある。即戦力になる。

Q1まとめ

学力や専門性・技術が高く、真面目で努力家、好奇心旺盛で、
ものづくりが好きという印象を持たれている様子でした。

5年間かけて身につける専門知識は、やはり一般の高校生とは一線を画していると評価されているようです。

Q2.高専生に対して特に評価している点があれば教えてください。

  • 真面目に働いてくれる。自立性がある。
  • ものごとへの探求心が強い。
  • 課題感を持って仕事に従事してくれる。
  • 広い視野で物事をとらえられる。
  • 一般の人と比べ、計算と図形に抵抗がない。
  • 学生時代に高度な知識に触れているため、新しい技術に対して壁が少ない。
  • 大学生よりも長く専門知識を学んでおり、ものづくりの技術の知識が豊富なため、戦力になる。
  • 高い知識や技術力があるため、発想力や応用力が優れており、商品開発やものづくりでも力を発揮してくれる。
  • 5年制で勉強も難しかったためなのか、日ごろから当たり前にように努力を継続してくれる人が多い。
  • 学生時代から勉学とプライベートの両立してきたためなのか、仕事とプライベートのオンオフも上手な人が多いと思う。
  • 理工学系の基礎があるため、即戦力に近い形での働きが期待できる。例えば、様々な部門に配属しても、それぞれの部門の専門的な会話内容でも対応できる。

Q2まとめ

Q1と同様に高い専門性や知識、技術により即戦力になること、まじめで努力できる人柄、
同世代と比べ自立している精神性が評価されているようです。

大学生よりも専門性が高いと評価している企業もいらっしゃることから、
高専生がいかに即戦力となる知識や技術を身につけているかがわかりますね。

まとめ

次回のコラムでは企業側が高専生に期待すること、懸念することなどをお伝えしていく予定です。

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