高専colorでは、ものづくり企業に就職しようと考えている方に向けて、
ものづくり関連の職種を紹介していきます。
第11弾は「CADオペレーター」の仕事について解説していきます。
- CADオペレーターとは?
- CADオペレーターの仕事内容
- CADオペレーターを目指すには
- まとめ
CADオペレーターとは?
CADとは「Computer Aided Design」の略で、
コンピュータで図面を作成するためのソフトウェアを指します。
CADオペレーターとは、設計者やデザイナーからの指示を受けてCADを操作し、
図面を作成する人のことです。
設計やデザインが必要となる建築業や土木業、製造業など多くの場面で活躍しています。
CADオペレーターの仕事内容
CADオペレーターが行う業務は大きく分けて、
「①図面の作成」「②図面データの修正」「③図面データの管理」の3つになります。
①図面の作成
設計者やデザイナーが作成した仕様を元に、CADで正確な図面にしていきます。
CADに用いられるソフトは、「AutoCAD」や「Jw-cad」「SOLIDWORKS 3D CAD」「Vectorworks」など
様々な種類があり、分野によって使い分けられています。
製図のミスは大きな問題にも繋がりかねないため、正確性が求められます。
②図面データの修正
設計ミスがないように、設計者やデザイナーの指示のもと、作成した図面の修正や調整を行います。
微調整や修正を何度も行うことで、完成形へ近づけていきます。
③図面データの管理
作成した図面は、コンピュータやクラウド上でデータを保存します。
図面データは何度も使うことになるので、紛失しないよう適切に管理します。
CADオペレーターを目指すには
CADオペレーターとして働くには、資格を問われない場合が多いですが、
CADを使って仕事をするので、CADに関する知識や技術を持っていると就職に有利になることがあります。
また、「CAD利用技術者試験」やCADソフトに応じた認定試験等があるので、
CADの勉強をする際に、これらの資格取得も目指してみてください。
CADオペレーターは、設計者やデザイナーからの指示を受けて図面を作成することが多いため、
図形や空間を正確にイメージのできる空間認識能力の高い人におすすめです。
まとめ
今回は、CADオペレーターの仕事や目指す方法について解説してきました。
CADオペレーターは、CADが幅広い分野で使用されていること、
解析やシミュレーションなどの新しい機能が追加されていることにより、
今後さらに需要が高まると言われています。
また、CADソフトは世界的に使用されることが多いので、海外での活躍も期待できます。
是非、CADソフトを使ったものづくりに興味のある方は、目指してみてください。